RTミドルウエア サマーキャンプの感想


RTミドルウエアサマーキャンプに行ってきました.

RTミドルウエアサマーキャンプとは?

このサマーキャンプ(以降,RTMSC)は,RTミドルウエア(RTM)に興味があったり,使ったりしてくれている大学や研究機関等のいろんな人が,つくばの産総研に集まって,夜な夜な「うへへ?おほ!!」とか言いながらRTCのコーディングをしたり,ロボットを動かしたりするという世にも奇妙な集まりです(笑)
今年は7月30日から8月3日の5日間でした.

参加者の背景

主な参加者は大学の4年生や大学院修士一年生などです.研究室でRTミドルウエアを使っている人もいましたが,興味があって,これから使おうと思っている,とか,本当に個人的興味で来てくれている人もいました.
また,先日のROBOTECH2012という展示会でRTミドルウエア講習会を開いたのですが,そこでRTMSCに興味を持ってくださった企業のエンジニアも参加してくれました.

ですので,参加者のみなさんの目的は,RTMをバリバリ使うぞ,とか,すでに使っている,という人から,興味があって評価したい,という人まで様々.約20名でした.

実習の内容

2012年の内容は,午前中に座学があり,午後は実習,夕食後は宿舎で延々と自主的な実習というハードなものです(笑)

座学の様子(ピントずれててごめんなさい)

講演の内容ですが,RTMの概要,RTC開発の手順から,ツールの使い方,便利なツールについて,など様々.
詳しくは公式ページをご覧ください

午後は産総研のロボットや各自が持ち寄ったロボットやセンサを使って実習をします.
実習中は講師がてとり足とり教えてくれます.

写真は大阪大学の大原先生です.

貸出があったロボットは,
MobileRobots社のPioneerDX
G-ROBO
Roomba
前川製作所のOROCHI (株式会社アールティさん提供)
といったところ.
センサは,
北陽電機のURG
Kinect
パンチルトカメラ(松下製だったかな?)
あとは,
Arduinoとか.

最後には,各参加者が各々の成果を発表にします.

発表とデモをやります.
なかなか立派なシステムを組む人もいました.

雑感

できるだけ客観的に書きますが,

まず,このRTMSC,がちです.

RTコンポーネント開発,というかロボットプログラミングすら疎い学生が来ても,講師ががちで教えます.
時には突き放し,時には手取り足とり,なだめたりすかしたりで教えます.

産総研が用意したキネクトやPioneer3DXのRTCは完成度高いので,帰ってからもすぐに使えると思います.
ChoreonoidとかOpenHRIなどのツールの使い方もガッツり覚えて帰れます.

先生方,みなさんの研究室の学生を虎の穴に入れてみませんか?(笑)

また,参加者の間でも交流が持てていい感じだと思いました.
今回は学生以外にも社会人の人たちがいて,若い人には良い刺激になったと確信しています.
また,社会人の技術者にとっても,大学の時に戻ったようだと,目を輝かせながら,深夜のコーディングをしていたと思います.

とても良い会だと思います.

普通の講習会とか講演会とか,そういうのもやってますが,こういう泥臭いのも良いですよね.

感想

僕は3日目からの参加でした.
結構,僕が提供したRTCを使ってもらったのですが,不具合が多かった・・・まずそれが反省点.
RTMのバージョンが上がっていたのですが,バージョンアップへの追従が十分じゃなかったので,そこで参加者の人たちに無用なバグとりをさせてしまった・・・これから頑張ります.

配布するときはRTMのバイナリを付けておけば,開発環境が新しいものであっても古いバイナリで動かしてもらうことが出来ます.一応,新旧RTMでの通信は問題ないので,この方法でしばらくは対応予定.無理に新しくしてもいかんのです・・・はあ

完成度が低いRTCも多かったので,頑張って改造してもらったものもいくつかありました.

ほとんどの人が最後に成果として見せられるものがあったので,良かったと思います.

あと,僕個人としては,最後にRTMコンテスト必勝法と題して発表したのですが,
全員に話したら必勝法じゃないだろ,とか思って,まあ結構無難な話になってしまったかな,と.
この辺を攻めろ,とかいうことも出来たかも知れませんが,それ以上に,RTMSC参加者は初心者なので,
初心者でも明るく入れるのがRTMコンテストだよ?という話をするべきだったし,
実際そうなので,RTMSCに参加した人は,全員RTMコンテストに参加してほしいし,出来ると思う.

RTMSCでの発表は,○○と××を使ってロボを動かす,という話だったけど,それにストーリを付ければかなり立派な発表になると思う.
こんな簡単でいいの?と思うかもしれないけど,どうせRTC使えば簡単なんです.作るだけなら.後はストーリ.
複雑なツールとか,そういうのはマニアックなおじさんたちに任せて,もっとRTCを使ってシステムを作りました,という発表がほしい,と思ってます,みんな.

最後に,このサマーキャンプを開いてくれたスタッフ全員に感謝します.講師の皆様のありがとうございました.

というわけで,来年もやりましょうよ,RTMSC.ね?大原先生!!