ブーツをタイプ別に分かれると,一般的なところで以下のように分かれています.
1.フィットネス
フィットネスタイプの概要
フィットネスタイプとよばれるブーツは,入門者からインラインスケートを楽しむ熟達者まで幅広く使うことが出来るタイプです.
シティランなどフィットネスと呼ばれるカテゴリーのすべりに向いています.初心者でも滑りやすいし,ブーツを選びやすいのですが,スラロームも可能ですが,近年のフレームは安定感重視なので,ちょっと難しいかも.
フィットネスタイプの例
フィットネスタイプのブーツはRollerblade,FILA,K2と各社が出していますので,例には事欠きませんが,典型的なフィットネスブーツはこんなやつです.
Rollderblade社 Crossfire 4D
ブーツ部は典型的なソフトブーツで,靴紐(シューレース)を閉めやすくする仕組み(TFS)が装着されています(かかとの部分のつまみを引くと,紐を結ぶことなく閉めることが出来る).
フレームは300mm近い長めのもので,ウィールは90mmが4つ付いています.
楽に履くことが出来,楽にすべることが出来る.すべるのを楽しむのがフィットネスです.
フィットネスタイプの特徴
ブーツ部は履き心地重視
多くのフィットネスタイプのブーツはソフトブーツと呼ばれる布・もしくは皮(合成皮革)製の柔らかい素材で,サポート感よりもフィット感を重視したつくりです.ソフトブーツはハードブーツよりもブーツのサイズあわせがルーズですし,初心者には勧めたいタイプかな.
フレーム部は安定感と滑走感重視
フレームは最近は270mmを超えるロングフレームが付いたフィットネスブーツが出てきています.ウィールも90mmを超えました.ブーツ自体の出来は数年前よりもはるかに良いと思います.フレームも洗練されて軽くなったので,初心者向けにもロングフレームを勧めてもいいです.安定した滑走と楽にスピードが出ます.公園でプラっと滑るのには最適です.
ただ,スラロームをやりたいと思っている人は短めのフレームを選んでほしいですね.フレームは通常は交換が難しいです.
2.フリースケート
フリースケートタイプの概要
硬さと柔らかさのバランスの取れたブーツと,旋回性の高い短めのフレームが特徴.スラロームやスキー練習など,いろんなすべりが可能です.
ブーツが硬いわりにインナーが良くないので,知識が無い人は詳しい人と相談して買わないと難しい.知識がある人でも,履いて滑ってみないとわからないですから.
フリースケートタイプの例
フリースケートタイプは比較的新しいカテゴリーで,そのような呼び方が正式にあるわけではありませんが,一般的にフリースケートの部類に入れられているブーツを紹介します.
このブーツは典型的なハードブーツで,ブーツ部は非常に硬いつくりをしています.フレームは250mmと短め(最近のモデルでは243mmが装着されている).スキートレーニングやスラロームに向いています.
K2社製の典型的ソフトブーツ.フィット感は抜群です.カフもなかなかしっかりしていますが,カフに頼るようなすべりはちょっと難しいですね.フレームは243mmで短め.
スラローム専用ブーツと言われていますね.カフやソール(足の裏の部分)が非常に硬いのですが,カフが前後に柔らかく動くので,姿勢の自由度は大きい.足を包む部分はソフトで,バックルをしっかり閉めれば,足へのフィット感が良すぎて慣れないと痛いくらい.
フレームは243mm(ブーツのサイズによって短いものが付いている場合があります).短めです.スラローム,とくにSEBAを使ってすべるような人には243mmのフレームは長いと言われますが,スケート全体から見れば短めですよ.
フリースケートタイプの特徴
ブーツ部は様々.硬さと柔らかさのバランス重視
フリースートとカテゴリー化されるブーツは千差万別で,ガチガチのハードブーツから,ハードそうに見えて足首が曲げやすかったり,コテコテのソフトブーツがあったりします.
フレーム部は旋回性重視.カスタマイズも可能
カスタマイズ可能なブーツが多いです.他社から交換可能なフレームが発売されていたりして,知識があれば楽しいブーツです.知識がない人はお店の人に相談すると良いでしょう.
3.アグレッシブ
アグレッシブタイプの概要
アグレッシブ用のブーツは,基本的に硬く,プラスティックは肉厚で重いのが特徴です.フレームは短めで,ウィールは極端に小さいもの(50mm~60mm)が付いています.
これは手すりなどにブーツのフレームとソール(足の裏)をこすりつけながら滑るグラインドテクニックを行うために丈夫なつくりになっており,また安定性を特に重視した結果,極端に小さいウィールが付いています.
アグレッシブタイプの例
このブーツは,アグレッシブのブーツの中でも特殊で,ウィールは前後の2輪しか付いていません.ブーツ部も特殊で,中のスニーカーが外れるようになっていますが,基本構造はやはりアグレッシブ用なので,重く頑丈なつくりになっています.
アグレッシブタイプの特徴
ブーツ部は硬いものが多い.サポート重視
ブーツは硬いので,足首の自由度は少なめです.ただ,バックルの閉め具合などで調整できますので,この辺を強く気にする人は少ないです.ただ重い.これは仕方がないですね
フレーム部はアグレッシブ用.UFSなのでカスタマイズも可能
フレームはアグレッシブ専用です.スラロームやロングランなどは加速性・旋回性ともに低いこのフレームでやる必要はないです.UFSと呼ばれるフレームシステムのものが多く,フレームを交換してちがうすべりを楽しむことも出来ますが,やはり重かったりと,他のカテゴリーのすべりを楽しむにはハンデがありますね.
4.スピード
スピードタイプの概要
スピード競技を行うためのブーツ.フレームは300mmオーバーなど長めで,80mmのウィールが5個ついているものや,100mmの大径ウィールが4つついているブーツなどがあります.
スピードタイプの例
スピード用ブーツ入門機かな.
カフはスピード用にしては高め.スピード用ならカフが無いものの方が主流だと思う.
フレームは100mmのウィールが4つ入るタイプ.旋回性が非常に低いんですが,路面のガタツキをものともしないので,めっちゃスピード出ます.
スピードタイプの特徴
ブーツ部は硬くサポートは少ない
ブーツはカーボン製で硬くて軽いんですけど,カフが無いのでサポートは無いです.硬いブーツは足に当たると痛いので,ブーツの選択は難しいですね.
フレーム部はカスタマイズが前提.滑走安定性重視
フレームは主要メーカーのものは標準で付いていますが,BONTなど特殊なメーカーのものもあり,またカスタマイズ用のフレームのバリエーションも豊富です.
5.ホッケー
ホッケータイプの概要
これ以外にホッケー用ブーツがあります.ブーツは紐だけで縛るタイプで,アイスホッケーのブーツにインラインスケートのフレームをつけた感じのものです.基本的にブーツは柔らかくサポートは少なめですね.フレームも短めで,やはりアイスホッケーの練習をするためのブーツだと思われます.





